窓の防犯対策①

以前の侵入盗(ドロボウ)のイメージは不在のお宅にこっそり侵入して金品を物色するイメージがありましたが、近年は手法も強引になり、家主が就寝している深夜の時間帯に窓ガラスを割って侵入するケースも増えてきています。また、白昼堂々ガラス窓を破壊して侵入するような強盗犯罪のニュースも増えてきています。
令和7年、埼玉県内では一晩に同じ区画の複数の住宅で侵入窃盗の被害に遭う事件が県内各所で発生しました。被害はさいたま市、久喜市、春日部市、熊谷市、坂戸市、志木市、川島町など、県内広範囲で被害が確認されています。被害の手口としてはほとんどのケースがガラスの破壊による侵入です。

窓からの侵入対策としては、防犯フィルムや補助錠、窓の開閉を検知して知らせる開閉センサーなどが挙げられます。他にも窓の面格子やセンサーライトも有効ですので場所や効果を考えできれば複数の対策で侵入対策を強化しましょう。
防犯フィルム
窓ガラスの破壊をして室内のクレセント錠を手指や棒状のもので押し開けて侵入する方法は時間も短時間で思いのほか簡単に侵入を許してしまいます。
一般的な掃き出し窓(引き違い窓)のサッシ窓で使われるガラスは3〜5mmのフロート板ガラスとなっていて打撃や急激な温度変化で簡単に破壊されてしまいます。対策として防犯フィルムの貼付によるガラスの強度のアップが考えられますが、ガラスの一部分だけに貼付する方法は防犯対策としてお勧めしません。焼き破りなど一部の方法には効果があるかもしれませんが、打撃による破壊などでは、フィルムを貼っていない周りのガラス部分が割れることになりほとんど効果はありません。
防犯フィルムを窓ガラスに貼付する場合は、ガラス面全体もしくはなるべく広範囲に貼ることをお勧めします。
ガラスの知識として日常的に目にするガラスの防犯の効果を以下に説明します・
・複層ガラス(フロートガラス)
近年の新築住宅はほぼ複層ガラスによるサッシ窓になっていることがほとんどだと思います。一般的な複層ガラスは2枚のフロートガラスをガス層を挟んで重ねた作りになっているため、強度は1枚のフロートガラスと同じで簡単に破壊されてしまいます。
・網入りガラス
ガラスの内側に針金が網の目のように通されているガラスは防災の目的で設置されており、火災時に消火目的などで窓を破壊しても破片が飛び散ることのないような作りになっており、防犯上の効果はありません。
・強化ガラス
ガラスの強度自体は上がっているため、例えば拳による打撃やボールなどがぶつかった場合などは非常に割れにくく強度がありますが、特殊な工具などを使って打撃を加えると簡単に破壊できてしまい、しかも広範囲で粒状に割れるためフロート板ガラスと強度は変わらずに破壊した後は、むしろガラス片によるケガも考慮し、粉々に破壊する構造になっている。
・防犯ガラス
二枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟み二枚のガラスを圧着した構造になっており打撃を与えても表面のガラスは割れひびが入るが中間層のフィルムが破れづらいため手指を挿入するためのスペースを開けるのには相当の時間が掛かるため時間をかけさせることで(5分以上)侵入を諦めさせる効果があります。

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